オリビエートの坂の上

観劇のメモを投げ込む予定です

2019.6観劇分 感想メモ

 


6/9(日) 最遊記歌劇伝

 

@ヒューリックホール

 

 

お師匠様超キレーだったし目線の角度が好きだし、ヘイゼルが唇とがらせた子供みたいで大層キュートでした。

原作チラ見、アニメは昔だいたい見た、くらいの履修具合ではあるんですが、キャラの再現性においてはいい感じなのでは…?ガチファンの人はどう思われてるんだろう。

悟空のアクション、さすが見応えあってよかったな!あと三蔵があんまり喋らんのに目が雄弁で、きれいさというか一種の可憐さに近いものが私の原作の三蔵に持ってたイメージとぴったりだなーと思いました。そして唐橋さんはやっぱりとっても素敵でした!!(突然の強火)

しかしヘイゼルは(ガトが喋らないので)一人で喋って一人で歌って大変だな…w 歌える人に歌わせるのはとてもいい采配だと思います。

 

 

 

 

※以下肯定的な感想ではないので気になる人はバック推奨

 

 

 

 

 

そんな感じで役者さんはちゃんとしてて、その割にあんまり作品として印象に残らないのはなんなんだろうな。一応流れ的なものはあるけど、各シーンのストーリー的連続性が薄い…?のかな?起承転結がぼんやりしてるというか、メリハリなしののんべんだらりに見えてしまって、いいかわるいか好みか好みでないか、よく分からなかったですね。シリーズ全部見てると違うのだろうか。終盤の悟空の金の輪っか解くとことか、たぶん見せ場だろうにもっと盛大に盛り上がらせなかったのが不思議だ。

なんか主義主張とか論点がなかったからぼんやりして見えたのかも。一応、生きるんだよ!というテーマはあるように見受けられたんだけど、それが軸となって一本通ってる感じはしなかったんだよな。私の感受性もしくは読解力不足ならあれなんですけども、個人の感覚ということで。

 

モブ敵がウァーっとでてきて倒す、みたいのが繰り返されるからヒーローショーに見えた気もしつつ(ヒーローショーは子供の頃以来見てないので、イメージだけで言ってます)、アンサンブルさんあんだけ動けるなら、ダンスとか華やぎのためのアクション入れてもよかったのに~もっと見たかったのに勿体ないな~という気持ち。

 

あと細かいんですが、~的という言葉の使い方が2箇所ほど(現在一般的とされている用法からすると)おかしかったのと、もう一つ変な言い回しがあったのでそこは気になりました。どの作品でもそうだけど、こういうのキャストとかスタッフが指摘しないのかな?あんだけ人数いておかしいと思う人がいないはずないと思うんですが。いつも不思議。

 

 

2019.4~5観劇分 感想メモ

 


4/13(土) ふたり阿国

 

@明治座

 

 

玉城さんの終盤のお姿が美しすぎて口から泡吹いて泡を喉につまらせそうになりました。落日ハーフアップ!?!?(?)  滅びの美しさですよね…たまきさんのお芝居ほんと好き…。

 

 

全体の話をすると、橋の演出(最初と最後とか)は良かったなーと思ったんですけど、内容がよく分からんかったな。流れがわからないというより人物相関図が分かりにくい。

あとちゃんと人物像が確立されてる人と、(恐らく演じ方のせいで)この人結局どんな考え方をするどんな人なの?ってのがわからないままになっちゃう人がいてうーんって感じでした。

セリフが喋れても人物や感情を表現できるとは限らないし、歌がきれいに歌えても以下同文なんだな…難しいな…。あとセリフが言えても、一人で長セリフ喋って聞かせるのはまたひとつハードルがあるんだろうな。この作品に限らず、長セリフはだんだん耳に入ってこなくなることがしばしば。どんな長くても全神経持ってかれることもあるし、技量なのか、なんなんだろう。

 

SHIRANAMIのときも思ったんだけど、こういう異業種集めました!みたいな作品、ひょっとして向いてないのかな(私に)。物語嗜好だからかもしれない。

 

 

 

5/25(土) 恐るべき子供たち

 

@神奈川芸術劇場

 

 

素晴らしかった…めちゃくちゃ好きでした。

端的で洗練されて美しくて、閉鎖的で混迷を極めていて淡々として、窒息しそうなくらい密で。

中身の感想はさらっと言うのが難しいんだけど、箱と部屋と毒の話かな。箱の中のように狭くて密やかな子供の世界、そこに投げ込まれる毒の鮮烈さ。脚本演出の方向性なのか原作の色なのか、原作を読んだことなくて分からないんだけど、「子供」というものに対しての捉え方と表現がとても好きだった。子供らしい憧れや愛情や仮託や思い込みや、内に向かって凝縮していく感情、外への忌避。そしていずれ箱が壊れることへの怯えや恐怖。

 

役者さんもみんなその世界観、というよりあの世界独自の論理にそった存在としてそこにあって素晴らしかったなぁ。

 

白布を使った演出も見事な美しさで、幻想的でぞっとした。あの白布、ラストでは亡くなった人の顔にかける布のようだと思ったな。「子供たち」にかける白い布。まああれは日本の慣習なので関係ないんですけどね。

 

 なかなかこんなに好みドンピシャの美しさに出会えることはないので、とても印象的な経験になりました。

 

 


5/25(土) ミュージカル  レ・ミゼラブル

 

@帝国劇場

 

 

天下のレミゼ様と、まさかの解釈違い起こしました!!wwwwww  良かったけど脚本演出解釈違いです!!!!w

ほんと面白すぎて自分で自分に爆笑している。(爆笑ってそろそろ一人で笑う時に使っても誤用じゃなくなってきてるよね)(どうでもいい)

私2.5とかの作品見ても一回も解釈違いとか言ったことないのに、まさかのヴィクトル・ユーゴー原作もので解釈違いですよ。マンガやアニメじゃなくてこれで原作厨発揮するとは…完全に無自覚だったのでほんとに笑ってしまった。

いや、私が原作から持ったイメージと違うってだけの話なんですよ、良い悪いとは関係ないです。

でも他のことはともかくとして、鉄格子外したあとのポップな音は許せないでしょwww 解釈違いのレベルではない、戦争だ。

 

以下ほんと私だけのこだわりなんでもう読んでいただかなくていいんですけど、橋のジャヴェールは下!!!下に落ちるの!!!演出的にはなるほどなと思ったけど下に落ちないと許せない…w  あとさぁ、お迎えのシーンそうじゃないだろ?女性キャラとりあえず並べとけとか思ってない??(暴言)  そして何よりジャン・バルジャンは対決なんてしません(迫真)  この作品の対立構図は神対人!!!!ジャン・バルジャンはミリエル神父の元で神の子になったのでそこにジャヴェールとの対立の構図はできるけど、それはあくまで神対人であって人対人ではないんだ…わかるかね…レミゼは神の愛の話なんですよ…だからこそ今際の際にファンティーヌが立つんですよ、わかる…?ジャン・バルジャンは神の子になったんですよ…。いや神の愛なんか持ち出さずに踊らせといた方がエンタメとして受けがいいのは分かってます  わかってるのでこれは全部私の偏屈なこだわりです…。というかほぼ妄言です…。

 

そういうの全部除いていうと演出は好きでも嫌いでもなかったですね。尖ったところはないなという印象。役者さんはジャヴェールはジャヴェールっぽかったし、アンジョルラスは抜群に革命家でした。あとマリウスがあまりにも坊ちゃんだったのでヒュー!マリウス!となりました。青くて甘くて純粋で生まれたようにしか生きられない、おろかで幸せなマリウスぼっちゃん好きなんですよね。

 

あといつかエポニーヌはめいめいさんにやってほしいな!!もし実現したら、偏屈をいったん脇に置いて素直な気持ちでもう一回見に行きたいです。

 

 

 

 

COCOON 星ひとつ感想

 

5/25、5/31  COCOON 星ひとつ

 

 

 

星、伝説じゃん……伝説をこの目で見る機会に恵まれた…。
はじ繭から入って(LILIUMとNU版Tもすぐ買って見て)マリーゴールドが初観劇だったので、あのクラウスやらあのダリちゃんやらあのソフィやらを眼前で観れるとは思ってなかったんですよね。なんという僥倖。
しかもあのシーンやあのシーンをですよ…人間生きてればいいことあるもんだな……。
演者が違うとはいえウルはNU版Tの流れを汲んでるようだったし、今までの総まとめ、かつTRUMPシリーズの新しい始まりなんだなという感慨がすごい。今後は血の戦争周りとか何千年後の結末部分を扱うんだろうと思うので、実際あのクランが描かれるのってこれが最後かもしれないしね。

 


今までの作品を見た上で月から観る星、現実味がないくらい凄惨で、でもこの上なく甘やかでやさしくてあたたかかった。

いとしいよね、月も星も。もがいてももがいても苦しみしかなくて、悪いほうにしかいかなくて。でもそれは、そこにあった愛も希望もなにひとつ損なったりはしなくて。

美しいいきものだなぁ吸血種は。血に縛られて呪われて、でもあんなに美しい。

 

最後に静かに散った赤い花びら、あれはウルのいのちに見えた。
血であり、受けた愛であり、向けた愛であり、それらでできた彼の生がはらはらと注ぐ光景はあんまりにも尊かった。

星ひとつ、かつてなく夢のようにやさしい光に溢れていて、命を終えたウルの走馬燈のようでもあったな。あの日々がウルの目にこんなふうに見えていたのなら、どんなに苦しくても確かにそこに幸せはあったのだと思えた。 ダリが彼の生を絶望ではないと断じたからではなく、きっと本当に希望があったんだと。

 


☆ダリの話

ダリは強い。どんな局面にあっても、立ち止まれないし俯けない。毅然と、あるいは傲然と戦うしかできない。
TRUMPと相対してすら一歩も引かないし引くという発想がないの、もはや業だな。膝つかされるのにゴリゴリに抗ってるのも、憎しみを隠そうともしないのも最高でしたね。彼は神を信じていないんだろうな。

そもそもあの呪いに対して「負けるな」なんて言葉が思いつくのは、強いやつの発想ですよ。そういう強さは、おそらく生育環境とか生来の要素からくるダリの性質だし、自身もそれをよしとしている。

ウルの死を絶望だと呼ばせないの、ここまで強いか、と思って呆然としてしまった。もはや傲慢で暴力的ですらある。そして同時に、この人はこうすることしかできないんだなと。あの場で泣き崩れるような弱さがあれば、きっとこんなに苦しまなかったんだろうに。強くしかあれないの、それも一種の呪いだよなあ。


そしてそれが悪いほうに出ちゃったのが子育てですよね…。
当たり前にラファエロにも自分と同じことができると信じ切っていたんだろうな。ラファエロ自身が優秀だから。自分の子だから。フリーダの子だから。もともと過大な期待(というか思い込み)に、妻への信仰まで上乗せしてるんじゃないかと思う。母親に似たこの子は、彼女のように強く気高い子なんだと。

それはな…さすがに期待値が高すぎる…。そもそも弱いという概念自体が頭にないのでどうしようもないんだけど。フリーダにも弱さはあったし、そもそもラファエロはフリーダではないし、まずダリは自分を基準に置いちゃだめだ。
ラファエロへの態度がアレなのは(おそらく自分の父親に父親らしいことをされた経験がなくて?)どう接していいのかわからなかったのと、フリーダがあの子の前では厳格な父親でいてと言ったからなんだろうな。
厳しくしているとは思ってただろうけど、自分の強さが基準になるのでラファエロへのダメージを見誤っていた。あとそもそもダリ、他人への情緒的なコミュニケーションがかなりサイコなので……。

ラファエロも、もうヤダ!!パパ嫌い!!!って言えればよかったんですけどね。ダリはきっと聴いてくれたと思うので。でもそんなことは起こりようがないのだ。

 

ダリ・デリコの名前が何千年も先まで残ってて、孤高に生きた偉大な吸血種だと言われてるの、とてもつらいものがある。あの後どんなふうに生きていたんだろうな。もうなんにもないのに。老いて死ぬまで、自分の大切なものをぜんぶ奪っていった神様を守ってたんだろうか。


そんなことを考えて欝々としてしまったあなたにデリコズ・ナーサリー!!!正気か???

そんな地獄の畑を耕すような真似を……月星やったあとでそれやるの、さすがに正気を失っているのでは………。短編小説になるのか朗読劇になるのか、がっつり一本やるのかわからんけども、さすが考えることが違うな。とても観たいです。

 

 

☆ウルの話

ダリちゃんもラファエロ兄ちゃんも、ウルのこと絶対めちゃくちゃ甘やかしたでしょ………。
見ればわかる、あれは大事に大事に甘やかされて育った子だ。ウル、素直というか純粋というか、他人が自分を受け入れて当然、みたいなある種の傲慢さがあるよね。

ウルがソフィになりたかったことを改めてあんなふうに語られると、めちゃくちゃ救いだ…と思った(この考え方、けっこう傲慢でもあるんですけど)。ソフィはダンピールだから短命で蔑まれていて、だけど卑下せず高潔に生きていて、ウルがほかの誰でもなくそんな彼に憧れていたのなら、ダンピールとして生まれた運命にも、死に怯え続けろという呪いにもウルは負けなかったのだな、と思えたので 。怯えて怯えて抗って抗い続けた彼の人生が良いものだったのかは分からないけど、少なくとも負けなかった。

 

ウル、カテコで微笑んでたんですよね。あんまりにも満ち足りたやさしい顔だったので、崩れ落ちそうになった。

終わりの時にどんな姿だったとしても、たとえどんなにずっと苦しかったとしても、彼の生に幸せはあったんだなあ。

 

 

☆ソフィの話

星ひとつのソフィ、ほんとかわいくてやさしくてかっこいいよね !!これがウルの目が見たソフィなのか…。微笑ましさMAX…。

あとラファエロに憧れてるのめちゃくちゃよく分かってつらい。ラファエロに対してはいつも素直な子供みたいな顔をしている…考えてみるとあのソフィが他人に憧れているという事実、ものすごい破壊力があるし、ウルも反発してはいるけどお兄ちゃん大好きだと思うので誇らしかったんじゃないかな。

 

ソフィがウルを咬んだ瞬間、ああそうだそうだったじゃないか、と思って号泣してしまった。咬み方がまんまダリだったので…。冒頭とあのソフィとラストシーン、ウルに向けられた愛があまりにも綺麗に繋がっていて、やさしくてやるせなくて泣いてしまった。

 

ウルの亡骸が焼けてなかったの、今作一番の衝撃の事実。物言わぬウルにソフィが覆いかぶさって炎に焼かれてるの、この作品で一番美しいシーンだと思う(観た人の頭の中にしかないけど)。
クラウスは傷を受けても痛みを感じないってスペクターか何かで言っていたと思うけど、その時のソフィは普通の人間みたいに痛かったし熱かったよね。
火がおさまるまで何時間も何十時間も全身炎に焼かれながら、何を考えていたんだろう。

何千年あとまで、マリーゴールドやLILIUMのときまで、ソフィはあの炎の熱さや痛みを、ウルを置いていくさみしさを覚えてるんだろうか。それとももうそんなことは忘れてしまっているだろうか、逆にあの時ウルを放ってクラウスを追いかけなかったことを後悔しているだろうか。

まるで火葬だよなあ。死んだ友達の棺に入って、生きたままいっしょに焼かれるような。あのときソフィ・アンダーソンは死んだのかもしれない。

 

 

 

ラファエロとアンジェリコ

この二人の話ですか?月にずぶずぶに思い入れてしまったせいで辛すぎて目を背けているので特になにも言えないですね…。

回によるんだろうと思うんですが私が見たときはラファエロ、父親に怯え切ってたのでダリちゃんの肩をガクガクに揺さぶりたくなりました。あそこまで怯えられてて気づかないのさすがに無能すぎるのでは????肩がビクッとしたりチラチラ父親ばかり見ていたり、何より目が。子供が怯えたり追い詰められたりしているのはつらい。とてもつらい。

そしてアンジェリコはね…完全に月の頃の彼を失って狂ってしまったらまだ楽だったのかもしれないのに、そうはならなかったんですよ。違うラファエロを殺したかったんじゃない、って気づいてしまうの、らしすぎてアァァ…となりました。

ソフィに負けたラファエロを見て、信じられないみたいな目で口に手をあててずっと固まったまま見てるのとか、ラファエロがソフィを咬んだ時も燃やされた時もずっとずっと瞬きもせず、泣きも笑いもせず見てるのとか、どうしろというんだ…。
ラファエロが燃えたあと、すぐに周りの人を突き飛ばしてはけていってたと思うんですけど、あれもう次の行動が決まってるんですよねきっと。アンジェリコは判断が早いし迷わない。そんなとこまでアンジェリコのままじゃん…と思って…。

二人ともあまりにも何も報われなさすぎて、彼らにあったはずの未来が悲しすぎて、ウルの生はダリが希望にしたのに、じゃあこの二人はなんだったの?って八つ当たりをしてしまいそうになる。ウルは生まれたときに呪いで手を加えられてるので死にも祈りという人の手が入ってイーブンだし、どっちの人生のほうがよかったなんてことは絶対ないんですけども。

 

 

☆そのほか

・モロー、クラウスがTRUMPだって聞いたはずなのに、クラウスにしがみついてアンジェリコの邪魔しないように抑えるんですよ。行動自体はイニシアチブな気もするんですが、目があまりにもアンジェリコ様を心配していたので、全然そう見えなかった。あのシーンのジョルジュとモロー、どうしていいか分からないのとアンジェリコへの敬愛がぐちゃぐちゃになってて、パンフ小説の殺意高すぎと思いました。アンジェリコ様の手袋、片方ずつ違ってたね…。あのアンジェリコ様は、それを着けてくれるアンジェリコ様だったんだよ…。

 

・月と星、屋上と地下書庫の対比がアア…ってなる。星で「地下」って言葉が出た瞬間なんか落ち込んでしまったよね。閉鎖的でどこにもいけない地下。立ち入り禁止の場所を隠れ家にして入り浸ってる弟と、入るのも躊躇う兄。

 

・「膝を汚してしまってすみません」 圧倒的上位者の態度…まんま神の慈悲である…最高…。クラウス、デリコの祖先とかと面識あったのかもしれないな。

それはそうとクラウスこわすぎるね?至近で見ると涙引っ込んで固まるくらい異様だ。底なしに異様。

君たちもTRUMPですよ、と言ってるとこで前から思ってたんだけど、クラウス、むかしむかしほんとに教師だったりしたんだろうか。言い方がちゃんとやさしくて慈しみがあって、この人は神になるには善良すぎるなと改めて思った。

 

・萬里、こときれる瞬間にソフィのことじっと見てるんだよね。反射的に自分を襲ったやつの方見たり探したりするかと思いきや、ソフィだけをみててウッ…となった。でも萬里は、ここで終われてよかったのかもしれない。ファルスになったソフィにもし会ったら、どんな顔をするんだろうか。

 

・なんか思い出したらまた追記します。月の感想?とてもまとまりそうにないです

 

 

新しい時代のやさしさの話(カフカの東京絶望日記 1話後編)

 

新しい時代のやさしさの話だな、と思いました。そして、今までとは違うやり方で人と人がつながり合う話。

 

現実にこのカフカがいたら、まあ社会から弾き出されると思うんですよね。だって「変わってる」から。「私たちと同じじゃない」から。叩いて虐めて見ないふり、ってとこだろうか。

でもこのドラマの登場人物たちは、カフカという人間をそのままごく自然に受け止めている。試食用のパンを切るのが遅いことに「まだこれだけか」とは言うけど、それは単にパンを切る遅さに対してコメントしただけで、カフカの人格を否定するようなことはしない。みんなカフカのことを変わってるなとは思ってるのだろうけど、排除対象だとは考えない。この捉え方、いいなあと思うんですよね。

 

この作品ではカフカ以外の登場人物にも個性的な(今の日本社会では爪弾きにされそうな)バックグラウンドの設定が付いてますが、みんなそれをどうこう言われることもなく、また自分で引け目に思ったりすることもなくフツーに生きている。

背景設定は今の東京って感じなのに、少数派(多数派視点でいえば変わり者)をメッタ刺しにする今の日本を見慣れている目にはあまりにも異次元で、SF作品みたいに見えました。

 

SF?近未来?宇宙?と思ったのはもう一つあって、人との関わり方の話。

良い日じゃなかったというカフカに「良い日のほうが珍しい」と共感し、妻が駆け落ちしたマスターに「明日はいいことあるよ」といたわり、アイスというささやかな「いいこと」を提供する。深入りせず下世話な好奇心も出さず、あるのは自分に責任が取れる範囲のやさしさだけ。

 

人によってはこの距離感を冷たいと思う人もいるのかもなと思うけど、私はそのくらいが好きだし、これからの時代そのくらいでしかありえないのかもな、と思います。

昔は家族やら地域やらの繋がりがあったらしいけども、そういう流れじゃないので。

社会の変化に合わせて、人間関係は狭く深くの時代から広く浅くの時代にうつり変わっていっているのかもしれない。そんな新しい時代の人との繋がり方。

 

おおざっぱにまとめると、多様性の尊重と新しいコミュニケーションスタイル、という二つの印象が強かった。なにせ近未来SFだな、と思いながら見ていました。

 

 

もし世の中がこんなふうになっても今と変わらず嫌なことも辛いことも山ほどあるだろうけど、でもこんな未来なら、それはすごくやさしい未来だろうなぁと思います。

 

 

それに今日は小指の曲がり方が変で(カフカの東京絶望日記 1話感想)

カフカの東京絶望日記 第1話が公開されたよ!!

 

 

何を言えばいいか皆目分からなくてとりあえず3回見たんですけど、やはりよく分からなくて宇宙を見た顔をしています。これはある種他人の宇宙だ。そういうの好き。

 

とりあえずカメパンは可愛いですよね。私は幼少の頃、近所のスーパー内のパン屋にあったアンパソマンの顔型のパンが大好きでした。今私は大人になったのであのパンを憧れの目で見つめるだけではなく棚に並んでる分丸ごと全部買いすることもできるんだけど、近所に顔パンを置くような素朴な店はなく、故郷に帰ってももうあのパン屋はありません。どこぞのチェーンの100円パン屋に取って代わられたし、100円パン屋にアンパソマンの居場所はない。さよなら平成、さよなら私のアンパソマン。

 

というのは置いておいて、初見で凄いなと思ったのがあまりにも平然と作り手が自分の宇宙を陳列してきたことですね(個人の感想です)。

同じ題材でももっと大衆受けというかまあ大衆という言葉はあんまり上品ではないんですけど、ともかくわかりやすくウケるものはいくらでも作りようはあるんではと思うんですけど、特にその気配なし。冒頭数分謎のおっさんが喋り続けている。強い。ちなみに私はこの冒頭のマックス君がめっちゃツボにはまって飲み物吹き出しました。

この企画、誰の何から始まったのか検討がつかないんですが、この鈴木さんの使い方は他のなんの媒体なんの作品とも一線を画している感じある…。ネガティブオブネガティブでダブルチーズしかまだ切れてない人物なのに、まあーーー美しいですよね鈴木さん。もといカフカ。私は「きれいさ」が鈴木さんの特徴だと思ってるし、結構な割合の人が鈴木さんのことをきれいだなーと思ってると思うんですけど、このきれいさがこんなにシュールなことがあったろうか…布団から出られないのに美しい…仕事に行きたくないのに美しい…矢場荘()()()に住んでいるのに美しいしカメパン陳列めっちゃ遅いのにやっぱり美しい。私の時空が歪んでいく。

この鈴木さんはアサダさんの見たい鈴木さんということでよいのでしょうか。めちゃくちゃマニアックですね最高じゃないですかハッピーニューイヤーアリガトーTo↑kyo!!!絶望と美しさの異次元ハーモニー。

そのへんで時空が歪みすぎて、旦那毒殺疑惑とか女装とか万引前科5犯とかをナチュラルに受け止めてしまうよね。

 

☆好きなシーンあれこれ

・だからこうしている方がいいのだ(確信の頷き)(画面の前の私も頷きコマンド連打)

・今朝は小指の曲がり方が変だ(?)(?)

・アパート前シーンの横顔美しすぎるな 宇宙を感じる そしてカギしめようとした姿勢から微動だにしないの超シュール

・おざいーーっす(その笑顔100点満点)(ゆえに深まる絶望) サラッとパンのくだりに応えるあたりサトル氏、コミュ強である

・ウケる(笑)

・サトルやつぐみを名前呼びなのは、ファーストネーム呼びの海外文化準拠なんだろうか

 

しかし首の見え方なんぞ気にしてるあたりもそうですが、絶望というのはなにかに期待していることありきというか希望を前提にしているもんだなと改めて思い知るばかりです。希望があることこそ最大の絶望だとも言える。

それにしても本作のカフカ氏の絶望、分かりみが深く共感で地面が抉れるので本日逆流性食道炎の診断を受けたばかりの私になんとも言えないダメージを与えてきますね。一方でなぜか妙にあたたかみとやさしさの気配がして、なんかひっくるめていとおしいなぁと思います。次話も楽しみ。

これ打ちながら4回目みてたんですが、スマホの小さい画面じゃなくてPCのモニターとかテレビとかで観るとさらに面白いのでまだの人はぜひどうぞ。鈴木さんの表情のどんより絶望感と美しさがより鮮明に見えます。

 


 

ちなみに完全な蛇足ですが、日本でいちばんパンが美味しいと思う町は神戸、今まで食べた中で一番美味しかったパンは、オーストリアグラーツのメインの広場から急な坂をのぼったとこにあるパン屋で売ってるキプフェル(三日月型のパン)です。

グラーツ パン屋 有名 でググったら一発で出てきた↓

www.hofbaeckerei.at

でもこれ広場の近くではなくない?記憶の変質がやばいしなんで私は日本くんだりで食道を痛めてるんだろうな…無能のきわみ…(引きずられ星人)

 

 

虫籠の錠前2話!!ふたりの子供の出会いの話

大好きな2話が放送されたよ!!!!ハッピー!!!!

 


主題歌DLして無限リピートしながらお待ちしておりました。

 

 

 

☆以下雑感

 

・またOPの話をするんですけど、ちょいちょい挟まる幾何学万華鏡みたいなモチーフ好き 背後の壁に貼ってる教団シンボル図?とか施設の屋根の構造とかも幾何学図形っぽくて統一感ある

・初手バケツガシャーーーン!!!!wwww

・どーれーにーしーよーうーかーな をやっちゃうヤクザのおっさん超おちゃめ

・チョウさんに声かけられたときのキリヤマのヘアッ!!!って声好き 1話で後ろにずべーんってなったときの声も最高でした(前回参照)

・チョウさん、八つ裂きの振りが謎

・「へっ??」(まつげバシバシ目がキラキラ少女漫画の女の子のように手で口を覆う) そしてカゴロクの机への座り方が意外とお上品にちまっとしている

・「ナナミが??」「カゴロクも」このやりとりのテンポと空気感最高に好き ここのナナミの表情のマンガチックさがよい

・チョウさんのウザ絡み芸からのバタンキューのやあ~~~~(アニメ以上にアニメ)

・脇からぐわっと笑顔で出てきて一千万を強調するカゴロクめちゃかわ 満面の笑み お金に通貨以上の価値を見出してないのにお金に執着する闇 苦労してるんだな…

・丁寧に(思いっきり音をたてて全力で)ドアを閉める 二回目は静かに閉められました えらいね!

・お前俺のこと信じられんのかってセリフの言い方すごく好き この人の頭の中に一切YES回答が想定されていない

・戻っちゃったな~~~ドア!!!wwwwwwwww

・当たんねぇなぁ…(超小声)

・盗聴器茶番(かぶせの気に入らないヤクザ)

・声聞こえてもそれはともかくで押し切る気概

・キリヤマさん得意げにガンつけてるけど、声聞こえてもなおやっべ追いかけないとムーブ継続してたからね みてたぞ

・ロッカー芸秀逸すぎて無限に笑ってしまう 間とテンポと視線と動きが絶妙

・ロッカーの時のペチッと次のシーンのチョウさんへのペチペチは、音と動作でシーンつなぎのリンクなんだろうか 1話でも触れたけど、シーンのつなぎがマンガのコマ間っぽいよね(形は違うけどBBCSHERLOCKはシーン繋ぎが秀逸です)

・唐突に始まる会社員の井戸端愚痴(やっぱこのヤクザ、ホワイトなのでは)

・サンゾーの小声芸ふたたび このカズキとの雰囲気な

・お名前呼ばれた!!!(満開の笑顔)(飛び出る)(まだだったので戻る)

・食べ物への目口がゆるむ笑顔プライスレス(そしてそっと戻るところぎゃんかわ)もうみんなで北京ダックの宴を開こうぜ!!!!!

・リング攻撃事故、カズキもサンゾーも笑っちゃってて笑うwww 楽しそうかよwww

・ハァーーーーーーイ!!!!!!(名場面)

・カゴロクが飛び出たときのナナミの笑顔、見ましたか…なんて子供みたいに笑うんだ…

・にゃん だっこれぇ…(やっぱり不憫)

・いっきまーーーす!!!(超ステップ踏んでる)

・消化器抱えてあからさまにこれ何???って顔してるのキュート

・おまえんちにヘビ送り付けるチョウさん 最後までチョウさんは最高

・あの刑事さんナナミくんの何??兄貴分??昔の相棒??

・赤澤アナのニュースのカバンかぶった犯人、1話のサッカーボール頭のやつ?

・というか場面によって普通にセミの鳴き声入ってる(よね?) 真夏ロケお疲れ様でした!!!!

・メイキングもみました チョウさん組とキリヤマが次からいないの寂しいよう…これはスピンオフの出番!!!

 


内容的には、今回はナナミにあまりにもきゅーってなる回でした。
お前俺のこと信じられんのか、ってあの語調で言い放った人間が、俺もお前を信じてる、ってどんな気持ちで言ったんだろうな。
信じよう?信じられるかもしれない?信じたい?そういうものを超えた直感や衝動みたいに見えた。言葉にすれば叶う的な、宣言にも決意にも願掛けにも似た感じ。このくだりは前半でカゴロクがナナミに言ったセリフをそのままナナミがカゴロクに返した形なんですけど、あの言葉を言うの、ナナミにとっては結構怖いことだったのではないかな。自分が信じる側に回るのは。

脱出ダッシュ(鈴木さんアスリートか)からダイナーの場面のナナミの笑顔、全然最初のほうのへらへら顔と違ってぐっときました。
相棒だ、って言ったんだもんなぁ。

そして声出さなかったらナナミが死んでた、と言われたときの顔…(カゴロクも物知らずかと思いきや死ぬのどうのという状況はわかってたという)
カゴロクはまっしろでまんま子供みたいだけど、ナナミもきっと孤独な子供なんだよなあ。

このへんのシーン大好きでめちゃくちゃよくて…清原さんありがとう好きです。バディものの尊さが体に満ちる…リンパまでいきわたる…
鈴木さんのカゴロクのバディが清原さんのナナミでよかった。

 

そして鈴木さんのお芝居楽しすぎるね!人間がこんなにイノセントに見えることある?
細かいとこで今回好きなのはロッカーのとこの目線の動きです。セリフもなし真顔のままであの絶妙さ。そして腕の動きからなぜか漂う美しさ。
鈴木さんのカゴロクが見れてほんとにほんとに嬉しいです。番組つくってくれてありがとう…人生ハッピーです…感謝……
きっと出るであろう円盤を買うだけではお礼に足りない気がするんですけど、ほかに何をすればいいですか?

感謝の声はここのお問い合わせフォームからでいいんだろうか…リクエストはここでいいとのことなのでここなのでは→ お客さまサポート


 

それにしてもナナミ、教団かバグの関係者なんです?(まあ名前に数字入ってるわけなので普通にバグっぽいのだがそれを除いても)
カゴロク=籠Lock=籠の錠前、虫=BUG=バグ=能力者(人間兵器になりうる)、
と考えると、人間兵器を作るノウハウを封じ込めておく錠前が「カゴロク」という解釈でいいのだろうか。
カギは今回の話に出てきたとして、じゃあ籠は何?という話になったりするんですが。
錠前の相棒が籠だったらなかなかエモいものがあるなと思いつつ、次回はついに前人未到の3話ですよ!!
焼肉番長、めっちゃお顔きれいだな……

 

 

虫籠の錠前始まったよ!1話感想メモ

ついに虫籠の錠前が始まりました!!

指折り数えて待ちました…放送開始ありがとう…

 

 

なんかもう清原さんすごくすきです。

そしてなによりチョウさんが最高すぎる。

 

 

☆以下細かすぎる所感など

 

・最初の教団PVっぽいのすごいいいよね、カメラとか構図とか好み(カメラワーク偏食星人)

・なぜ田舎の港町でサビたママチャリ?歌舞伎町ではなく?(そこがいい)

・「フィリピンにも猫はいる」アヒルと鴨のコインロッカー(映画 伊坂幸太郎原作)で瑛太さん(カワサキ)が言いそう…超男前 良いカット

・女子組かわいい!ダイナーの暗めの雰囲気もとてもよい なぜローラースケートか分からないけどキュート

・赤澤アナのあとに映ってるサッカーボール頭なに??あれは似顔絵と呼べるのか

・カバン引っ張り合いからの後ろにドシャッ!アッ アッ アッ ア↑ァ↑!(泣)(このマンガ的な面白声を現実で再現できるとは)なんか間がマンガなんだよね(間がマンガとは?)それが凄いたのしい  それにしてもこのカバンは引っ張り合われる運命

・ほかの場面もだけど、取引現場の色味いいですよね 画面が安っぽく見えないのは色味の調整のセンスも大きいのかなと思う

・手首折れた(?)人、この半一人漫才みたいなの超玄人 メキョッ ずっと手首折れたネタ続いてて楽しい…不憫…

・チョウさんとチャイナブレードのシンさん、登場からずるい 風体だけで吹き出してしまった  真顔でチャイナブレード持ってる…しかもボォン!って中華風の鐘の効果音入るし

・ハァイ!ナメられません!(頑張ってます!というガンつけ顔)

・わうわう会は言葉に出される度ふふってなる

アタッシュケースちゃんと掲げられて偉いねカゴロク

・「(前略)デートとか」「びょういん…アアッ…」不憫

・「ヤァーッ!!!」(爆笑)(鐘の音ボオーン)

・アクションシーンのキレ、あまりにも鈴木さんだし動きのニュアンスが普通の人間じゃない不思議な感じ さすがの鈴木印

・頭グリグリペシッ なぜこれだけのことがこんなに面白いのか

・だめだよなぁ!それはだめだ(2回ループ) これナナミの口車のスタイルみたいのが出ててすき

・シュッと銃奪うとこ、ハワ…きれい…って感じで口を開けてしまうけどそのあとのチョウさんの絵面にぜんぶ持っていかれる 銃どこどこ?ってなってさりげに半回転している

・チョウさんの立ち回り絵面ひたすら笑える天才(汗だっくだくでお疲れ様でした…メイキングですごいセミ鳴いてましたね…超暑そう)

・せーぇのお!からのグダグダからのチョウさん達のえ?みたいなカット完全にアニメ

・わうわう会メンが一歩前に出てやれとかグダグダ喋ってるとこめっちゃツボ

・はいサンゾー(ゆるい) 炎出せないよ!ってタイム入れて下がらせてもらえるの超ホワイトですね あとカズキがボスの水超飲んでるのフリーダムすぎて笑う

・謎能力に対してのチョウさんキャンセル(物理)

・お前ひどい(ぐだくだわちゃわちゃ)(えっそんなひどいとか言われても)

・クビになったカゴロクつらい…ショックだね…つらいね…

・トラック40台玉突き事故というマンガ的具体数値がツボる

・なんかいじいじしてるしお金のほしいカゴロク(というか、教団崩壊から8年経ってるならこれまでカゴロクどうやって生きてたんだろう…山で狩りからの交通整理…?)

・この世界に俺は必要ないんだろうか…(\そんなことないよー!!/)

・ナナミのカゴロクに対する視線、色んなものが入ってて面白いですよね  なんだこいつ?的な奇妙さと気味悪さ、利用できるかという打算、それ以外の興味、その他もろもろ

・ナナミの背が高くてカゴロクが上目遣いになるのいいですよね 凸凹コンビって感じする

・エンディングの映像もクール とても素敵

 

 

 

全体通して撮り方がマンガのコマっぽくアニメっぽく、かつドラマとして自然なんですよね。撮り方決める人とカメラさんと編集の方ありがとう(スタオベ)。

書いてて思ったけど、今回メインで出てるなかで所謂普通のドラマ的演技してるのナナミだけなんだな。あとの人はどこかしらにステータス振ってるので面白いなぁと。

 

ナナミは仕事のわりに悪そうとか嫌な人間には全然見えないですね。口先の技術で周到にやってきたというより、容量の良さと勘と頭の回転と若者的な無謀さでひょいひょいと渡ってきた感じ。ツメ甘そうというか最後まで冷酷にはなれなさそうなので、そのうち大トチリしそうで心配になるタイプ。

清原さんは上映会で初めて拝見したんですが、めっちゃ好きですね…素のトークとかがふわっふわというかふにゃふにゃなのも好きなんですけど、それとは別枠でなんか演技が好きになっちゃったな…どこがと言われるとよくわからんのですが。朝ドラも出演されるそうなのでこれから色んなところでお顔が見れそう。

 

カゴロク、初めて町に出た時とかひょっとするとお金がかかる事すら知らずにいろんな人におかしい人間扱いされたりしたのかなと思うし、普通の人間として接してもらった経験があまりないんだろうな。お金へのがめつさ(卑しさに近い)をみても散々辛酸なめてるようで、苦労してるなーと思います。普通なら完全にグレてスレるところ。普通の人間より圧倒的に力は強いからそういう意味での他者への警戒感はないけど、人に慣れてない獣みたいなとこある。それにしても、嘘はダメだとか誰かが悲しむとかはどこで誰に教わった考え方なんだろう。

8年こうだったんだろうな、という過去やバックグラウンドを自然に漂わせたり想起させたり想像させたりするの、鈴木さんのお芝居の好きなところです。

 

 

 

余談なんですけど飯干プロデューサーのWOWOWの記事を読みました。

corporate.wowow.co.jp

 

もうめっちゃファンです…尊敬してます…ビジネスマンとしての仕事に対する姿勢がめちゃくちゃ共感できて…。プロデューサーを推すにはどうすればいいですか???(うちわとペンラを握りしめる)

 

鈴木さんのお仕事を追っかけてると楽しいもの素敵な人にたくさん出会えるんですけど、ついに人生のロールモデルまで見つけてしまった。有難いことです。

 

メモするだけして放置してたらもうすぐ第2話ですね!楽しみではち切れそうだ。