オリビエートの坂の上

観劇のメモを投げ込む予定です

2019.6観劇分 感想メモ

 


6/9(日) 最遊記歌劇伝

 

@ヒューリックホール

 

 

お師匠様超キレーだったし目線の角度が好きだし、ヘイゼルが唇とがらせた子供みたいで大層キュートでした。

原作チラ見、アニメは昔だいたい見た、くらいの履修具合ではあるんですが、キャラの再現性においてはいい感じなのでは…?ガチファンの人はどう思われてるんだろう。

悟空のアクション、さすが見応えあってよかったな!あと三蔵があんまり喋らんのに目が雄弁で、きれいさというか一種の可憐さに近いものが私の原作の三蔵に持ってたイメージとぴったりだなーと思いました。そして唐橋さんはやっぱりとっても素敵でした!!(突然の強火)

しかしヘイゼルは(ガトが喋らないので)一人で喋って一人で歌って大変だな…w 歌える人に歌わせるのはとてもいい采配だと思います。

 

 

 

 

※以下肯定的な感想ではないので気になる人はバック推奨

 

 

 

 

 

そんな感じで役者さんはちゃんとしてて、その割にあんまり作品として印象に残らないのはなんなんだろうな。一応流れ的なものはあるけど、各シーンのストーリー的連続性が薄い…?のかな?起承転結がぼんやりしてるというか、メリハリなしののんべんだらりに見えてしまって、いいかわるいか好みか好みでないか、よく分からなかったですね。シリーズ全部見てると違うのだろうか。終盤の悟空の金の輪っか解くとことか、たぶん見せ場だろうにもっと盛大に盛り上がらせなかったのが不思議だ。

なんか主義主張とか論点がなかったからぼんやりして見えたのかも。一応、生きるんだよ!というテーマはあるように見受けられたんだけど、それが軸となって一本通ってる感じはしなかったんだよな。私の感受性もしくは読解力不足ならあれなんですけども、個人の感覚ということで。

 

モブ敵がウァーっとでてきて倒す、みたいのが繰り返されるからヒーローショーに見えた気もしつつ(ヒーローショーは子供の頃以来見てないので、イメージだけで言ってます)、アンサンブルさんあんだけ動けるなら、ダンスとか華やぎのためのアクション入れてもよかったのに~もっと見たかったのに勿体ないな~という気持ち。

 

あと細かいんですが、~的という言葉の使い方が2箇所ほど(現在一般的とされている用法からすると)おかしかったのと、もう一つ変な言い回しがあったのでそこは気になりました。どの作品でもそうだけど、こういうのキャストとかスタッフが指摘しないのかな?あんだけ人数いておかしいと思う人がいないはずないと思うんですが。いつも不思議。